抜歯しないといけない親知らず（智歯）が何本かあるけれど、仕事が忙しくてなかなか歯医者に行けないという方いないでしょうか？
多くの人が悩まされる親知らずですが、ケースによっては複数本まとめて抜いてしまうことで来院回数を減らすことができます。
どのような場合に複数本まとめて抜歯することができるか解説します。
目次
＜親知らずの抜歯とは＞
そもそも親知らずは通常上下左右の一番奥にそれぞれ1本ずつ、計4本ある人が多いです。
人によっては親知らずがもともと1本も無いという人もいますが、今回は親知らずが4本ともあり、いずれも抜歯が必要なケースを想定して説明します。
親知らずを抜く時は、基本的に、局所麻酔下で抜歯をします。
ただし、局所麻酔での抜歯が困難な場合（親知らずがとても深い位置にあったり、神経に近いなど）や、歯科治療に対する恐怖が強い方などの場合は、全身麻酔下で親知らずの抜歯を行うこともあります。
＜局所麻酔下で抜歯を行う場合＞
片側（右または左）上下の親知らず計２本をまとめて抜歯することが可能です。
なぜ左右に分けるのかというと、食事をする時に歯を抜いた側では食べづらいので、歯を抜いたのと反対側で食事を噛めるように左右に分けて抜くことが多いです。
また、歯を抜くときには長時間口を開けておく必要がありますので、患者さんの負担を考慮すると、局所麻酔下で親知らずの抜歯ができるのは１回で２本程度が限度かと思います。
ただし親知らずの抜歯の難易度はそれぞれの歯の状態によって大きく異なりますので、時間がかかりそうな場合は親知らずは１本ずつ抜いたほうが良いことも多いです。
＜全身麻酔下で抜歯を行う場合＞
全身麻酔は何度も頻繁にできるものではないので、治療をなるべく１回にまとめて済ませてしまいます。
親知らずを抜く場合であれば、４本抜歯が必要な親知らずがある場合には４本ともまとめて一気に抜いてしまうことが多いです。
以上、親知らずは同時にまとめて複数本抜歯できるのか？について解説しました。
親知らずを「いつ抜くべきか」については以下の記事で解説していますので、ご参照ください。
親知らずの抜歯を楽に済ませたい！親知らずを抜くのにベストな時期は？
親知らずの状態は人それぞれですので、患者さんによって最適な治療は異なります。
親知らずが気になっている方はぜひ一度ご相談ください。
よしざきファミリー歯科
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