「出産後いつから歯科治療を受けてもいいのか?」「授乳中に薬を内服したり麻酔をしても大丈夫なのか?」といった授乳中の歯科治療についての疑問に対して説明します。
授乳中に歯科治療を受けられるのはいつからか
歯科治療は出産後から受けることが可能です。ただし、出産直後は体の状態が十分に回復していないため、体の状態が安定してから治療を受けるほうがよいでしょう。
出産直後に急ぎで治療が必要な状況であれば、治療は応急処置にとどめ、体調の回復を待ってから本格的に治療を始めていくのが望ましいと考えられます。
内服薬や麻酔薬の影響はあるか
内服薬の成分は母乳に移行するものの、その量は非常に少ないと言われています。
薬が母乳に移行するのを防ぐには、薬を飲む直前に授乳する、搾乳した母乳を与えるなどの方法があります。基本的に薬は服薬後6時間程度を過ぎれば体内で代謝されてなくなるものがほとんどです。
また、母乳に移行しても問題ない薬を処方してもらうとさらに安心です。授乳中であることを伝えれば、授乳に影響のない鎮痛薬や抗生剤を処方してもらえます。
歯科治療を行う際に「局所麻酔」が使用されることも多くあります。
局所麻酔は基本的に処置を行う局所に薬が留まるものですので、全身的な影響はほとんどなく、母乳に影響が出ることは少ないと考えられます。どうしても心配な場合は施術前に授乳を済ませておくと安心です。
以上、授乳中の歯科治療について説明しました。
授乳中の歯科治療は概ね通常と同じように行うことができますが、治療の内容によっては授乳中の治療を避けたほうがよいケースもありえますので、必ず担当の歯科医師に授乳中であることを伝えるようにしましょう。
よしざきファミリー歯科
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