これから入れ歯を作ろうと考えておられる方は、歯科医院で入れ歯を作り始めてから完成するまでに、どの程度の日数が必要なのか気になると思います。
今回は入れ歯作製の作業工程をもとに入れ歯作製にどれくらい時間がかかるのか解説します。
↑部分入れ歯
入れ歯の作製をする時は一般的に以下の工程で進むことが多く、それぞれの工程ごとに来院する必要があります。
①型取り→②咬み合わせを記録する→③入れ歯の適合や見た目を確認→④入れ歯完成
口の中の状況により、上記の工程に追加が必要なこともあれば、一部の工程をまとめてできることもあります。
①型取り
歯型をとり、口の中の状況を再現するために模型を作製します。
患者さんの口にフィットする型取り用の器具をオーダーメイドで作製する場合もあり、その場合は型取りを2回行います。
②咬み合わせを記録する
入れ歯をつくる方は歯の無い部分が多く、かみ合わせが安定していないことがあります。その場合には「咬合床」と呼ばれる、咬み合わせをとるための器具を作って咬み合わせを記録します。
咬み合わせがとても安定している方は「咬合床」を作る必要はないため、型取りの時にまとめて咬み合わせを記録することで来院回数を減らすことができます。
③入れ歯の見た目や適合を確認
蝋(ロウ)でできた入れ歯を作製し、入れ歯の適合や見た目をチェックします。
問題なければ、この蝋をプラスチックに置き換えて入れ歯が完成します。
④入れ歯完成
新しい入れ歯の歯茎に接する部分や咬み合わせの微調整を行い、入れ歯をお渡しします。
入れ歯の作製は一般的に上記の工程で進み、各工程で技工作業が必要になるため、それぞれの工程の間隔には1週間程度必要となります。
そのため、入れ歯の作製には1カ月程度かかることが多いのです。
口の中の状況によって作製期間は多少変わりますので、気になる方は担当医にご相談ください。
よしざきファミリー歯科
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