BMIと死亡リスクの関係~健康寿命を延ばすために歯科ができること~

肥満の度合いを測る指標である、「BMI」が死亡リスクと関係があることをご存じでしょうか。

BMIとはBody Mass Indexの頭文字をとったもので、肥満や痩せの指標として広く使われています。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) で算出することができます。

例えば、身長160cmで体重が55kgであれば、BMIは21.5となります。

BMIが18.5未満だと「痩せ」、18.5以上25未満で「標準体重」、25以上で「肥満」とされています。

体重と身長で簡単に計算できるBMIですが、死亡リスクとの関係を報告した研究があります。

https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2830.html

この研究は、日本人のBMIと死亡リスクの関係を調査したもので、研究の結果は、中高年の日本人にとって死亡リスクが最も低くなるBMIは「21~27」の範囲にあることが示されました。

つまり体重が標準からやや肥満の人が最も長生きするということになります。

この研究結果から考えると、中高年で痩せている人は死亡リスクが高いため、体重を増やすためにも十分に栄養を摂取する必要があります。

口は栄養を摂取するための器官であり、歯が多く欠損していると十分な栄養摂取が困難になりやすい傾向があります。

歯を失わないためにも定期的な歯科検診は大切であり、すでに歯を多く失っている人に関しては、食事を取るに耐えうる(痛みの無い)入れ歯を作ることは重要です。

健康寿命を延ばすためにも、入れ歯に問題のある方は早めの歯科受診をお勧めします。

 

よしざきファミリー歯科
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