高齢者に多い「歯根のむし歯」が進行するのを効果的に抑える方法

年齢を重ねて歯茎が下がってくると、歯根が歯茎の上に露出してくることがあります。

歯根の部分は特にむし歯になりやすいと言われており注意が必要です。

今回は「う蝕治療ガイドライン」にも掲載されている歯根のむし歯の進行を抑える方法を紹介します。

歯根がむし歯に弱い理由

歯は、歯の頭の部分の「歯冠」と歯を支える「歯根」に分けられます。

「歯冠」の部分はエナメル質という頑丈な組織で覆われており、むし歯には比較的強いのですが、「歯根」の部分はエナメル質がなく、むし歯には弱い象牙質からなります。

(歯の構造の詳細については「【歯の構造】歯冠部編: 小さいと思っていたむし歯が実は大きかったりする理由」で解説しています)

歯茎が下がるとむし歯に弱い歯根の部分が歯茎の上に出てくるため、歯根の部分にプラーク(歯垢)が付かないように歯磨きに気を配る必要があります。

ガイドラインで紹介されている歯根の初期むし歯への対処法

歯根の初期むし歯に対する対処法としてガイドラインで提案されている方法があります。

それは「フッ素入り歯磨き粉とフッ素配合洗口剤を日常的に併用する」という方法です。

この方法により初期の歯根のむし歯を再石灰化させ、むし歯を非活動性の状態にすることが可能とされています。この方法がうまくいけば、歯を削らずに様子見することができるということになります。

市販の歯磨き粉はほとんどがフッ素入りの歯磨き粉なので、普段使っている歯磨き粉を使用して問題ありません。

洗口剤も様々なものがありますが、「フッ素配合」のものを選ぶようにしましょう。

上記の方法が有効なのはあくまで初期のむし歯までなので、むし歯が進行している場合は、むし歯を除去して歯を修復する必要があります。

むし歯があるかもしれないと思ったら様子を見ずに一度歯医者で診てもらいましょう。

介護を要する高齢者の方であれば、介護者による定期的な口腔ケアが必要ですが、なかなか十分にブラッシングが行き届かず、むし歯ができやすい状態になりがちです。

むし歯の発生を少しでも抑えるためにも、「フッ素入り歯磨き粉とフッ素配合洗口剤を併用する」という方法を日常的に続けていくのがおすすめです。

 

よしざきファミリー歯科
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