歯を抜いた後はどんなことに注意したらいい?気を付けたい7つのこと

歯科医院で歯を抜いた後、傷口はなるべく早く痛みなく治っていってほしいですよね。

歯を抜いたあと、患者さんに気を付けて頂きたいことを説明します。

目次

1.傷口を触ったり、強くうがいをしたりしない

抜歯した後、傷口が気になると思いますが、傷口にはなるべく触らず安静にしておくのがよいです。

抜歯後に傷口には血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたができます。

この血餅が傷口に貼りついたままいてくれればスムーズに傷が治りやすいのです。

傷口を触ったり強く口をゆすいだりすると血餅がはがれやすく、傷の治りが遅れる原因となります。

2.出血がある場合はガーゼを傷口に当てて押さえておく

抜歯直後にほとんど血が出ていなくても麻酔が切れてくると出血してくることがあります。それは麻酔の中に出血を抑える成分が入っているためです。

抜歯後に出血がある時は、ガーゼを傷口に当ててなるべく長い時間(15~30分くらい)押さえておく(ガーゼを噛んでおく)ことで大抵の場合は止血できます。

ちなみに口の中は唾液がある湿潤した環境なので、ひざを擦りむいたような時のようにかさぶたができて乾いてすぐ血が止まるというわけではなく、2~3日は血液が唾液と混ざってわずかに血の味がするということがよくあります

ただし、出血の量が明らかに多い場合は十分に止血できていない可能性があるので、その時は歯科医院にすぐに相談してください。

3.当日はお酒・運動・湯船のお風呂は避ける

抜歯後に飲酒や激しい運動、湯船につかるなどをすると血管が広がり、出血する原因となります。特に抜歯当日は避けた方がよいでしょう。なお、お風呂はシャワーを軽く浴びる程度であれば問題ありません。

4.麻酔が切れるまでは飲食を控える

麻酔が効いているうちは口の感覚が麻痺して、間違って頬や唇を噛んでしまうことがあります。また、熱いものを気付かずに飲んで火傷することもあるため、麻酔が切れてから飲食するようにしてください。

5.歯みがきは傷口以外は通常通りにする

抜歯後に歯みがきを全くせずにいると口の中に汚れがたまり、傷口が感染を起こしやすくなる可能性があります。傷口には当たらないよう注意が必要ですが、いつも通り歯みがきをするようにしましょう。なお、歯磨き粉は傷口には刺激が強いため、少なくとも抜歯当日は歯磨き粉は使わない方がよいでしょう。

6.タバコや刺激物は抜歯してから数日は控える

タバコは傷口の治りを遅くする原因になります。禁煙して抜歯に臨むのが理想的です。

どうしても禁煙できなくても抜歯後数日は控えておいた方がよいでしょう。

また辛い物や酸っぱい物などの刺激物は傷口が痛む原因になりますので、数日は避けておいた方が無難です。

7.薬は指示通り内服する

抜歯に際しては、化膿止め(抗菌薬)と痛み止め(鎮痛薬)が処方されることが多いです。指示通り内服するようにしてください。

万が一、薬を内服してから体の異変を感じた時には薬の使用を一旦中止し、担当医師に相談しましょう。

以上、抜歯後に気を付けたい7つのことを説明しました。

抜歯後は不安なことも多いと思います。気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

 

よしざきファミリー歯科
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