歯周病治療の最終兵器 歯周外科の研修会を受講しました

こんにちは。よしざきファミリー歯科の院長よしざきです。

この週末は歯周外科の研修会を受講するために、よしざきファミリー歯科では6月20日にお休みをいただいておりました。

歯周外科とは歯ぐきに対して行う外科治療のことです。
従来は重度の歯周病を患っている方に行う治療だった歯周外科も、近年では見た目の改善であったり歯みがきをしやすい状態を作り出すために行ったりと適応範囲が広がり、またその術式も様々なものが考案されてきています。

今回の研修会では切開や縫合の基礎知識から始まり、主に歯ぐきの移植について実習を伴って開催されました。

歯ぐきの移植?しかも実習?どういうこと?

と思われる方もいるかと思います。

歯ぐきの移植というのは、上顎の内側などの歯ぐきを切り取って移植したい部分に縫合するという治療です。
インプラント治療の時や歯周病などで歯ぐきが下がってきたところに移植することが多いですね。また、知覚過敏の歯に行うこともあります。

移植と聞くと“痛そう!!”と思われるかもしれませんが、近年の外科処置のコンセプトはいかに身体への負担を少なくするかということが重要視されてきています。切開する範囲は必要最小限にとどめ、使用する糸も髪の毛よりも細いものとなります。

実際に移植手術をする人はそれほど多くは無いのかもしれませんが、治療の選択肢を増やすことは専門家としての責任だと考えています。

 

歯周外科の研修会の様子

歯周外科研修会の様子写真は実習風景です。私たち歯科医師がこういう外科治療のトレーニングを行う時には豚の顎を使います。人間の歯ぐきとは感触が若干違うのですが実際の治療で使用するメスや針を使って実習をするので、術式の流れを身につけるためにはとても有効なトレーニングなんですよ。

使用した豚の顎は実習後に調理して・・・なんてことはありません(笑)

 

 

 

よしざきファミリー歯科
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